2006年05月24日

自励振動楽器と減衰振動楽器

読者の方からご質問いただいたので、
今日は、自励振動楽器と減衰振動楽器について…。

楽器はその発音機構から、二種類に大別できます。
これを物理的に説明すると、大変難しくなってしまうので、
楽器奏者にわかりやすく説明すると、次のようになります。

自励振動楽器→弦楽器・管楽器・歌(声楽)…
 発音体の摩擦や、空気の対流によって発音する楽器。
 一度発音させた音に、さらに変化を加えることができる。
 cresc.もdim.も自由自在。
 演奏者が弾き始めると同時に楽器が発音し、
 弾くのをやめると、直ちに音も止まる。
 技術がともなわないと、うまく発音できない。

減衰振動楽器→ピアノ・チェンバロ・ギター・ハープ…
 一度発生させた音に、変化を加えることができない楽器。
 発生させた音は余韻を持って響き続け、
 だんだん弱っていき(減衰)、cresc.することはない。
 演奏者は楽器の発音の瞬間にのみ技術的に関わり、
 その後の音の変化に技術的に関わることはできない。
 発音技術とは無関係に、誰でも簡単に音を出せる。

この問題は、我々専門家にとって大変重要な問題で、
また、興味の尽きない研究課題の一つなのです。







posted by miwako at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ピアノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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